こんにちは。
自信回復カウンセラーの櫻井朱実です。

先日、飲み友達(40代男性、T君と呼ぶことにします)と話していた時のこと。

若い頃の恋愛失敗談として、こんな話をしたんです。

櫻:「独身20代の頃、合コンで知り合った男性(以下、A君)のことをいいなぁ~って思ったことがあったんだけど、A君は私の友達のB子ちゃんが気になっているみたいだったのね。」

T君:「うん。それで?」

櫻:「その後グループで遊びに行っても、明らかにA君はB子ちゃんと話したがっているのが分かったし、A君は私に電話をかけてきてくれるようにもなったんだけど、話す内容は『B子ちゃんて好きな男いるの?』とか、『どんな男が好みなのかなぁ?』とか、そんなことばかり聞いてくるから、私には脈がないんだな、って思って、3ヶ月くらいは話を聞いてあげて頑張ったけど、諦めちゃったんだよね。これって、どうにもならなかったと思うでしょ?」

と聞いてみたところ、T君が、

T君:「え?そんなことないよ。結構振り向いてくれる可能性あったんじゃないかな。」

って言うわけですよ。

うそー!そんなことあるー??!!って思いません?

諦めが早いという自覚はあったものの、可能性があったでしょ、なんて聞いた日にゃ、根拠を聞かないと気が済みません。

以下、会話形式で続きます。

櫻:「可能性あったって思うの?!なんで??!!」

T君:「だってさ、まず、それだけ電話をかけてくるって、嫌いな女にはしないよね。それに、相談しても大丈夫っていう信頼がなければ、そんな話もしないだろうし。」

櫻:「う~ん・・・そうなのかなぁ・・・」

T君:「相談に乗っている間に、どんどん仲良くなっちゃえば、気持ちなんていくらでも傾く可能性があるよ。それに、B子ちゃんが全然脈なしだな~ってなったら、相当一途で執着がない限り、そんなに長く片思いって続かないと思うし。」

櫻:「そんなもんなのかな~」

T君:「二人で電話したり、会ったりしていく中で、A君のこと、いいなって思ってるとか、好きなんだよね、とか、気持ちを伝えるような言動はしたの?」

櫻:「うぅん。してない。だってB子ちゃんが好きだって分かってるのに、そんなの言えないじゃん。恥ずかしいし、フラれるのも怖いしさ。」

T君:「それをもっと伝えてたら、A君と付き合うことが出来たかもしれないのにね。」

櫻:「うそ~!そうなの?!もっと早く言ってよ~(笑)」

そしてもうひとつ、私は言いたいことが出てきたので、更に食い気味に質問しました。

櫻:「でもさ、もし仮にお付き合いすることになっても、『最初はB子ちゃんを一番に気に入ってたのよね。B子ちゃんがダメだったから私を選んだだけで、結局は私、二番手じゃん』って思ってしまって、彼女としての自信が持てない気がするんだけど。」

すると、こんなことをT君は言い始めたのです。

T君:「あのさ、どのカップルも、二番手以降に好きな人を選んでるんでしょ?」

ん?何を言っているんだこの男は?(笑)

理解出来なかったので、もうちょっと詳しく聞いてみました。T君が言うのは、

T君:「ほとんどの人が、理想のパートナー像ってあると思うんだよね。容姿がこうで、性格がこうで、価値観がこんな風で、みたいな。芸能人だったらこの人、とか挙げる人もいるだろうし。」

櫻:「うん。あるよね。」

T君:「でもさ、パーフェクトに理想通りの相手と付き合って結婚している人って、まずいなくない?」

櫻:「まぁそうかもしれないね。理想はブラピだけど、彼はごくごく平凡な男性です、みたいなことは多々あると思う。」

T君:「そうそう。男だってね、『理想はジャニーズの・・・』なんて聞かされるたびに、凹むわけだよ(笑)でも、そこで諦めちゃったら終わりでしょ?カップルなんて成立しないよ。」

櫻:「そっか・・・。一番じゃなきゃイヤ!って、こだわってたところ、あったかもしれない。」

T君:「うん。理想のパートナーが一番だとしたら、現実的に付き合う相手、っていうのは二番手以降だからね。加えて、現実で君がパートナーに選ばれてるってことは、その時点で、一番好きな人として選ばれてるんだよ。前に誰かを好きだったなんて、大きな問題じゃないよ。自信もっていいんだよ。」

櫻:「なるほどね~。諦めなきゃ良かったね~!」

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相手選びは妥協だよ、という話をしたいのではありません。

私は一番になれてない、二番手だ、と感じて、自信をなくすことも、真実ではありません。

その時その時で、ちゃんと一番好きな相手を選んでいるんです。

失恋して間もないから、とか

B子ちゃんがダメだったからでしょ、とか、

子供が出来ちゃったからだよね、とか、

他にいないから消去法で選んだんでしょ、とか、


自信がないとそんなことばかり目に付くかもしれません。

しかし、あなたを一番に選んでいる、という事実を見て欲しいんです。

どんな理由があろうと、選んでいるのですよ、あなたの彼は。

彼もボランティアじゃないし、時間ももったいないので、

一緒に居たくない相手を選んだりしません。

『私は、選ばれたんだ。そこには、他の女性にはない魅力や価値があるからなんだわ。』

と思って頂いて問題ありません。

そしてこれから、彼とどんな風に過ごそうか?彼にどんなことをしてあげようか?二人で幸せになっていこうか?

そんな考え方にシフトしていけるようになるためにも、

【一番好きな相手として選ばれている】

ということを、しっかり受け取ってみてくださいね。
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