いつもありがとうございます。
自信回復カウンセラーの櫻井です。


小学6年の娘が、学校から帰ってきて
ランドセルを置くのと同時に
大きめなため息をつき、こんなことを
言い出しました。

「先生ってうるさい」
「先生って偉そうでウザい」
「自分は出来てないくせに、私たちには
やれって言ってくる。マジでウザい」

・・・・どんどんエスカレートしてくる娘(笑)
なにか腑に落ちない、腹が立つことでも
あったのでしょう。

これって、私も言われます、子どもから。

「親のくせに、ちゃんと出来てないよね」と。

特に朝が弱い私は、寝坊する度に
怒られたりするのですが(汗

ここではどんなことが起きているか?
といいますと、2つほどあります。

子どもの目線から大人たちを見て、
批判や非難をしているわけですけれども、

ひとつは、

子ども(与えてもらう側。依存している側)から見て、
大人(与える側。自立している側)の人に対して、

『もっと望んだ通りのものを頂戴よ』

と言っている状態です。

でも、期待通りのものが与えられない、
と感じて、怒っているわけです。

もうひとつは、

『大人なんだから出来るでしょ』
『与える側なんだからもっとしっかりしなさいよ』

と言っている状態ですね。

子ども時代というのは、依存しないと
生きていけませんから

大人に対して、もっと頂戴、願いを叶えてよ、
私の気持ちを分かってよ、

ということを要求するのは普通のことです。

そして成長し、大人になったら今度は
与える側になるわけですから、

子どものうちは十分に依存して甘える、
ということは必要なのだと思います。
子育て
さて、では大人になった現在。

周りを見渡すと、どうでしょうか?
大人になっても、小6の娘のように
他者への不満を言っている人っていたり
する場合があります。

上司、社長、政治家、プロスポーツの監督など、
目上の人への不満や文句が止まらないとか、

家族、パートナーに向けての不満、ですね。

これって、構図としては同じことが起きています。

○子ども→大人 への不満

○大人→目上の人 家族・パートナーなど
近い距離の人 への不満
言い換えると、依存している側から
自立している側の人に対して、

『私のこと分かってよ』
『望んだような愛し方をしてよ』


ということを、大人になった今でも
やっている、ということが言えますね。

これをやっている時の気持ちというのは
いつも怒っていて、満たされることがほとんどなく、

しかも自分ではどうすることも出来ない
情けない気持ちもあって、

決して幸せではありません。

依存している側の人の深層心理にあるのは、

『私は自分の力で欲しいものを手に入れる
ことが出来ない。だから、外からもらうしか
方法がない。』


というものです。

自分の存在を、可能性を、
とてもちっぽけに扱っている状態です。

自分次第でどうにかなる。
自分自身で、自分の事を満たしてあげられる。

その勇気も自信もないので、辛いんです。

そんな時に必要なのは、

【自分から与える側になること】

です。

優しくしてあげる、分かりやすく教えてあげる、
「大丈夫?」と声をかけてあげる、
相手の良いところを見つけて伝えてあげる・・・


こういった事にチャレンジすることで、

もらうことばかり考えていた自分から、
一歩踏み出すことが出来ます。

でもこれ、やってみると分かるんですけど、

とーっても難しい!!

上手に出来ないし、
相手が望むように出来ないことも多いし、
やったところで、相手が喜ぶかも分からないし、
(相手の都合で)要らない、と言われちゃう
こともあったりして

与える立場になって初めて、
その難しさが分かることもあります。

そうなると、もう一つ気付けるかと思います。

【昔、自分が文句ばかり言っていた
親や先生は、こんな思いをしていたのかも
しれないな】
と。

不器用であったり、余裕がなかったり、
一生懸命過ぎてしまったり、
自信がなかったりして

与えたくても上手に出来なかった。

そんな親や先生たちの姿が、身近に
感じられたりします。

そうなると、彼らなりに頑張ってくれていたこと、
愛そうとしてくれていたことが見えてきて、

感謝の気持ちが湧いてきます。

ありがとう、を感じられるようになったら、
その分、不満を感じるスペースが減りますから、

確実に気分よく過ごせる時間が増えていきます。

あなたが出来ることからで良いので、

自分に出来ること、なにが出来るのか?

勇気を出して与えてみること。

良かったら参考にしてみてくださいね。
* * *
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