今日は、目の前の出来事について、意味づけを変えてみたら気分が楽になったよ、という話をしてみたいと思います。

ちょっと前までの私は、夫や子ども達が目の前でため息をつくと、結構イヤな気分になっておりました。

私「ちょっと、いい加減に自分の洋服を片付けなさいよね！」

息子「はいはい。・・・ふぅ～っ（ため息）」

とか、

私「今日は勉強しなくていいの？スマホばっかり見てないで、やることあるならやっちゃいなさいよ？！」

娘「あ～、分かりました～。もう・・・ふぅ～～っ（深いため息）」

こんな感じのシチュエーション。

そして私はこう思います。

『うるさい母親だと思っているんでしょ。黙れ、って言いたいんでしょ？なんなら、ウザい、キモい、消えろクソババァぐらい思っているんでしょ！』

もう、ムカムカが止まりません。

私だってこんなガミガミ言いたくないのに！なんでウザがられないといけないわけ？！と、理不尽さもMAXです。

子ども達のため息から、

私＝うるさい母親、ウザくてキモくて消えた方が良い存在の母親

という意味付けをして、ムカムカしていたんです。

タイミング的に、私が彼らに注意した直後のため息でしたから、

どうしても私への反抗心や当てつけ、と感じてしまうのは仕方がない部分もあるとは思いますが、

ため息だけで、よくもまぁここまでネガティブワードを想像していたもんだな、と、変に感心してしましました・・・。

そんなある日のTVで、自律神経の専門家が、ため息について、

『自律神経のバランスを保つのは、健康の基本である。ストレスや心配事を抱えた人の自律神経は、どうしても交感神経優位に偏りがち。ため息は、息を『ふーっ』と長く吐くことで、浅くなった呼吸が深くなり、副交感神経がしっかりと働くことで、バランスを取っているのである。』

というようなことを言っているのを聞いたんですね。

これは、本能的に自己を調整している反応だとしたら、とても素晴らしく必要なことであって、

ため息を否定しちゃいかんだろ～、

って思いました。

それまでは、ため息をついているのを見ると、自分を強く否定、批判されているように感じていたので、

「ため息つくなー！やめろー！」

って思っていましたからね。

それから、家族が目の前でため息をつくことがあると、

『これは今、自律神経調整中なのね』

と思うようになりました。

そしたら、随分と気が楽になっている自分に気付きました。

そもそも最初から、誰も私のことを否定も批判もしていなかったのかもしれません・・・自作自演ですね。

意味づけを変えることで、簡単に気分を良くすることって出来るのかもしれません。

ため息を、これからも大事にしていこうと思う今日このごろです。
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