いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの櫻井です。

相手から突然、離婚を切り出されたら。

青天の霹靂で言葉も出ないかもしれませんし、

何となく近いうちにそんなことになるんじゃないかな、って感じていて、「やっぱりな・・・」と思ったかもしれませんね。

どちらにしても心は穏やかではいられませんよね。離婚なんて大事件ですからね。

こういったことが起きた場合、夫(妻)を責めてしまうことがあります。

「離婚を言い出すなんて、なんて無責任な!」
「子どものこと、何も考えてないじゃないか!」


とか、もしかすると昔のことを持ち出して、

「あなたは仕事ばかりで、子育てはほとんどしてこなかったわよね!」
「お前は昔から料理も掃除も下手。それを努力して直そうともしなかったよな」


などと言って相手を攻撃してしまうかもしれません。

こんな風に相手を責める人もいれば、

自分をめちゃくちゃ責めてしまう場合もありますよね。

「私が優しくなかったからだ」
「女を捨てちゃってたから、他に好きな人作っちゃったんだ」


「僕が仕事を理由に、妻の話を全く聞いてこなかったから」
「つまんない人間だから、一緒にいても幸せじゃなかったのかな」


・・・こんな感じです。
夫婦喧嘩_s
私はどちらかというと後者パターンの人間でした。

自分を責めることに一生懸命だったんですね。

当時の私は離婚したくなかったので、

『こうなったのは自分のせいだ、今から態度を改めたら考え直してくれるかな?』

と、めちゃくちゃ自分を責めつつ猛省も繰り返していたんですけど、

そんな中、あるワークショップでカウンセラーさんがこんなことを話してくれたことがあったんです。

『自分を責める、っていうのは、相手を責めているのと同じなんだよ』

この言葉は衝撃でした。

『だって私は、自分の悪いところを猛烈に反省して謝罪もしている。なのになんでそれが、相手を責めていることになるわけ?!』

と思ったからです。

しかし、逆の立場から考えてみたら、その意味がちょっとずつ分かってきました。

* *

離婚を言い出した側は、「やっと離婚したいって言えた」という意味では

心が落ち着いたりスッキリしたりする部分もあるかもしれませんが、

同時に【罪悪感】も感じています(そんな風に見えなくても、です)。

結婚した相手というのは、大好きで一生添い遂げようと決めた人であるわけで、

そういう相手に別れを切り出すというのは相当な覚悟であり、心が穏やかであるはずがないわけですね。

そんな時に(離婚を切り出された)相手が、毎日暗い顔をして自分を責め続け、

「私が悪い、ごめんなさい。ごめんなさい。」

毎日こんなメッセージを受け続けると想像したらどうでしょう?

パートナーシップにおいては、片方が100パーセント悪い、なんていうことはまずありませんから、

「僕(私)だって至らないところは沢山あったのに」

と思うでしょうし、

離婚を言い渡されて自責に苦しむ人=被害者、かわいそうな人
離婚を切り出した側=加害者、かわいそうな人を作った張本人


という構図にも感じられたりもするので、

離婚を切り出した人は

「自分も責められている」

と感じてしまうというわけです。

私は悪気なく反省しているつもりだったんですけど、そのことでパートナーがもっと苦しんでいる、

なんていうことにはまったく思いが至りませんでした。

* *

自分を責めている度合いだけ、相手も責められていると感じるし、お互いが苦しむことになる。

こうなるとどうしても、

『早く離れて楽になりたい』

という思いから、しっかり向き合わずに離婚してしまうこともあるかもしれません。

しかし、離婚する、しないに関わらず、やっておいた方がいいことがあると私は思うんですね。

それは、

『どんなパートナーシップを築きたかったんだっけ??』

ということに、改めて立ち返って自分の心と向き合ってみる、ということです。

最初から離婚する気満々で結婚する人はまずいませんよね?

何かしら、
「パートナーとこうなりたい」
「二人でこんな時間を過ごしたい」


というものがあったはずですし、それには、

「こんな風にパートナーを愛したい」

というものもあったはずなんですね。

仮に、
「こんな風に愛したい、なんて、考えたことなかった。」
「愛されたい、と思うばかりで、愛したいはあまりなかったかも・・・」


という場合には、

それがなかったから現状を招いたのかもしれない、と捉えてもいいかもしれません。

皆さんがやりたいことは、自分を責めることでもパートナーを責めることでもないと思います。

じゃあ私は、本当はパートナーとどうしたかったのか?

これをもう一度取り戻してみませんか?

離婚するかしないか決めるのは、それからでも遅くないですからね。

自分の幸せのために、一緒に考えていきましょう。

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